長原万里子「道草教室」第2巻。

長原万里子の「道草教室」の2巻をようやくゲットしました。発売して
すぐに買わなかったので、書店を巡ってもなかなか見つからなくて
諦めかけてたんですけどね。もう連載は終わってるので、次の3巻を
買えば終了です。しかし久しぶりに読むとなんか懐かしい気分だ…。





銀行を退社してニート生活を送っていた滝川エマが、偶然知り合った
医者に誘われてフリースクールの教師になったのが1巻の内容。
フリースクールの生徒にアイドルスターがいたりして、ライトなところも
ありましたが、それなりに感動できていいストーリーだったと思います。

…しかし、2巻になるとガラリと内容が変わります。主人公だったはずの
エマの影が今まで以上に薄くなり、ストーリーは中学で不登校になった
女の子や、家族からの期待に押しつぶされ家で暴れてる男の子の視点で
進みます。これはこれで興味深くて面白かったのですが、この突然の変化
には「???」と思いました。1巻と2巻で、別のマンガになったみたいで。
おかげでたまに帳尻あわせのようにエマにスポットがあたる場面が、空々
しくて痛かったです。

雑誌掲載時にもこの突然の変化には戸惑ったのですが、2巻のあとがきを
読んでその謎がやっと解けました。あとがきの内容は結構深刻なものだった
のでここでは詳しく書きませんが、どうやら長原さんにとってはフリースクール
は、マンガの題材にするにはデリケート過ぎたようです…。物を書くというのは
つくづく因果な商売だなぁ、と思いました。同時に、長原さんって真面目で
律儀な人なんだろうなぁ、とも。世の中もっと雑な取材をして雑なマンガ描いて
荒稼ぎしてる人もいるだろうに。

まあそんな紆余曲折があった2巻ですが、不登校の女の子が学校に行けなくなる
までの過程には、過激に走り過ぎない分リアリティがあってよかったです。他人
から見れば
「えーこれくらいのことで?」
と思えるようなことでも、当人にとっては心臓をえぐられるくらい辛い場合も
あるんだよなぁ、としみじみ感じたりして。暴力を振るってしまう男の子の話は、
超えられない父の影を乗り越えるために彼がとった行動が面白かったです。
実際やるのは難しいと思いますが。

なにはともあれ、7月に発売された3巻でこの物語は終了です。なるだけ早めに
書店をまわって、絶版になる前に3巻をゲットしたいと思います。。。

道草教室 2 (2) (講談社コミックスキス)

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