長嶺超輝「裁判官の爆笑お言葉集」

最近ドラマの感想ばっかりで、本のレビューを書いてなかった(別に
本を読んでなかったわけじゃないんですけどね…)ので、久々に書き
ます。まずはちょっと前に話題になった、この本。




映画「それでもボクはやっていない」や、北尾トロの裁判傍聴日記
「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」など、最近なにかと話題に
いる裁判モノ。もっとも、私が高校生の頃、文化祭の出し物で一番
競争率が高かったのは「模擬裁判」だったから、裁判モノははるか
昔(…ほんとに昔…)から人気があったんでしょうけれど。

本のタイトルに「爆笑」とあるので、おちゃらけた内容かと思って読むと
これが案外真面目な内容で、笑うどころか泣かされるところのほうが
多かったくらいです。特に第9章の「物言えぬ被害者を代弁」は、涙なし
には読めません。そういう意味ではちょっと「看板に偽りあり」ですが、
それでも読み終わって損をした気にはなりませんでした。

著者の長嶺さんはかつて弁護士を目指していた(司法試験に7回落ちて
断念されたそうです)だけあって、裁判や法律についての知識が豊富で、
本の中では日本の裁判事情についてもわかりやすく説明されています。
「それでもボクはやっていない」では意地悪な印象があった裁判官も、
現実では激務に追われてかなりつらいようで。だからといって、人を裁く
立場の人間がストレスで犯罪に走ってもらっては困りますけど。

この本は、どのページを開いても「右ページに裁判官のお言葉、左ページ
にそれに関する著者の文章(1ページ内にすっきり収まっている)」がくる
ようになっていて、とても読みやすかったです。ひとつのお言葉について
のコメントを読むのに、ページをめくる必要がないわけですから。混み合った
通勤電車の中で読むときなんか、特に。ヘタに手を動かしてページを
めくろうとしたら、痴漢と勘違いされるかもしれませんしね。




裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書 な 3-1)

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