よしながふみ「フラワー・オブ・ライフ」第4巻(ネタバレあり)

「フラワー・オブ・ライフ」の4巻が出ました。最終巻です。
しばらくWingsをチェックするのをサボっているうちに、いつの間にか
連載が終了していました。寂しいけど「大奥」も佳境に入ったし、
モーニングでも月イチとはいえ連載してるから仕方ないですかね・・・。





ここから先ネタバレあります。

3巻のラストがクリスマスだったので、4巻はお正月からスタート。
真島とシゲと小柳先生以外は楽しいお正月を過ごしてました。翔太のウチに
お邪魔した春太郎の「炭水化物多くね?」がおかしかったです…なんて
笑ってる余裕は私にはないのですが…反省。

4間の話の軸になるのは、春太郎と翔太がプロを目指して出版社に原稿を
持ち込む話。本誌でこのエピソードが始まったときは
「この話でぐだぐだ引き伸ばすのかな~」
と不安に思いながら読んでいたのですが、割とあっさり終わってしまいました。
あれだけ苦労して描いたのに、新人賞獲れなかったし。まあ、高校1年生で、
しかもマンガを描き始めて1年足らずでデビューしちゃったら、それこそ
“10年に1人”のすごい新人になっちゃいますものね。
(10年に1度、にどれほどの希少価値があるのかよくわかりませんが…)

春太郎と翔太の爽やかな青春とは逆に、意外な展開を見せたのが真島の
青春でした。常に超然とした態度で周囲を見下していた真島が、シゲと
小柳先生の復縁(?)で崩壊していくさまは、見ていてとっても
おいしゅうございました。

シゲの言ってる事とやってる事には全然賛同できないし、真島も気の毒
なのですが、私はプライドの高い男が嫉妬に狂って壊れる姿
大好物なので。春太郎がその場にいたおかげで大惨事にならずに済んだし。
シゲと小柳先生はもうちょっと痛い目を見たほうがいいとは思いますけどね。
それにしても生徒達はそれぞれ少しずつ成長してるのに、先生たち大人は
成長してないというのが現実的だよなぁ。。。

で、4巻の、というかこの物語のクライマックス、春太郎の病気についての
秘密が明かされる場面ですが…。うーん、実は私は、1巻からずっと春太郎が
「もう治った」と言うたびに、ほんとはそうじゃないことを本人が自覚している
んじゃないかと思ってたんですよね。だから、タイトルの「フラワー・オブ・ライフ」
は、作中にでてきた意味そのまんまなんだろう、と想像してました。フィクション
とはいえ白血病はそう簡単に「治った」と言える病気じゃないですし、春太郎の
家族って、仲がいいんだけどどこか空々しい感じもしてたので。

でも、春太郎は再発の可能性を考えてなかった。あるいは、無意識に考え
ようとしなかったのかもしれません。しっかりしてるように見えて、春太郎も
まだまだ子供だった、ということなんでしょうかね。

ラストの始業式の場面、春太郎の髪型がアニメチックだったのがおかしかった
ですが、モノローグにはじんときました。春太郎の未來といい、真島とシゲの
関係といい、これから先が気になる終わり方でしたが、これはこれで余韻が
あっていいんじゃないかな~と思います。だから、だから、よしながさん…

くれぐれも同人誌で続きを描かないで下さいね!!

余韻ぶち壊しですから!!

…ところで、相沢さんと真島が同じクラスってことは、シゲはまた真島の担任に
なるわけなんだな。むーん。あと、春太郎の姉ちゃんっていったいいくつだったん
だろう。少なくともハタチは過ぎてるだろうから…辻ってチャレンジャー…。
(※後日確認したところ、1巻のハルのセリフに『25過ぎたら』とあるので、25歳
以上ということが判明しました。辻ってやっぱりチャレンジャー…)


フラワー・オブ・ライフ 4 (4)

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