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「少女ファイト」にはまった勢いで、過去作品の「G戦場ヘヴンズドア」も 読みました。掲載誌は「月館の殺人」が連載されていたコミックIKKI。 隔月刊誌でこのテンションは描く方も読む方も大変だったと思います…。 人気漫画家を父に持つ高校生・堺田町蔵は、転校した先で天才的な マンガの才能を持つ長谷川鉄男と運命的な出会いを果たす。父親に 反発してマンガを否定していた町蔵だったが、鉄男の才能に触れて マンガを創ることに目覚める。2人は町蔵の父が看板作家を、鉄男の 父が編集長を務める人気漫画誌「少年ファイト」の新人賞に合作で 応募するが― 1巻の帯の文章が島本和彦大先生だったのでもしやと思ったのですが ひとことで言うとこのマンガ、 ちょっとおしゃれな燃えよペン でした。いや、内容はシリアスなんですけどね。(島本先生もシリアスの つもりで描いてるのかもしれませんが…) あんな暑苦しい編集長いるのかとか、マンガって部屋に閉じこもってる だけじゃ描けないだろとか、いろいろ突っ込みたいところもあるのですが、 それより何より坂井大蔵(町蔵の父親)の秘書の 祐美子がエロ過ぎです。 1巻の踏み切りのシーンとかではそれなりに自制心があったのに、2巻で 町蔵のネーム読むなり町蔵を押し倒すという流れは一体何なのでしょう。 しかも話が進むにつれてどんどんやさぐれていくし。鉄男と町蔵の間で 揺れる久美子(鉄男の幼なじみ)にさらに揺さぶりをかけたのには、どういう 意図があったのかよくわからないし。町蔵のために、久美子に町蔵を選んで 欲しかったのかな〜とも思ったのですが、いまいちはっきりしない。祐美子の 正体がわかってからも含めて、作中でのポジションがよくわからない人でした。 やっぱりお色気担当だった、ってことなのかなぁ。 物語は町蔵の主観で進むのですが、もう1人の主役の鉄男も宿命背負いまくり のかなり濃いキャラでした。普段は前髪に隠れているけどたまに出てくる鉄男の イっちゃってる時の目とか、途方にくれてるときのすがるような目とか、もう ショタにはたまらないものがあります。 (とうとう言っちゃったよ…orz) 私があと15年遅く生まれていたら、町蔵×鉄男で本作ってイベントで売っていた かもしれません。絵描けないけど。 話が変なほうにずれてしまいましたが、“これはいらんのじゃないか”と思える 濡れ場と、人間関係のすべてが18歳までに構築されてしまう狭い世界観を スルーすれば、ぐいぐい引き込まれてあっという間に読めてしまう面白いマンガ でした。 ただ、気になるのが作中に出てくるマンガ。よしながふみの「フラワー・オブ・ ライフ」に出てきたハルたちのマンガもそうでしたが、作中で“面白い”とか “すごい”とか言われてる割には、そんなに魅力的に見えないんですよね…。 作者が意識して自分の画風じゃない絵で描いてるから、仕方ないのかも しれませんが(そもそも誰が描いてるのかわからないけど)。 あと、鉄男の連載の最終回の絵を皆で代わりに描く(ネタバレなので反転)って いうのは、手塚治虫のエピソードから取ったのでしょうか?昔「テレビ探偵団」 か何かで似たようなことがあったと聞いたような…。 G戦場ヘヴンズドア 3 (3)
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